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Perplexity Spacesとは?実際に使ってみた

Perplexity Spaces(パープレキシティ スペース)とは、調査やプロジェクトの情報を効率的に整理し、チームでの協力をスムーズに行うためのプラットフォームです。


プロジェクトやトピックごとに情報を整理し、スレッドやファイルをまとめて管理できるため、共同作業がより簡単に進められます。


SpacesはRAG(Retrieval-Augmented Generation)という技術を活用しており、Web検索やアップロードした個人ファイルから情報を取得し、それらを基に最適な回答を生成します。

従来の生成AIではインターネット上に公開されてある情報しか答えることができませんでしたが、RAGの技術を使うことで社内独自の情報も答えることができるようになります。



個人プロジェクトに取り組んでいる場合でも、他のユーザーと共同作業している場合でも、Spacesを使用すると、Webと個人ファイルの両方を検索して、必要なナレッジ(プロジェクトに関する知識や情報)を集めて整理することができます。

これにより、プロジェクトに関するナレッジを一箇所にまとめておけるため、必要なときに素早くアクセスできます。個人のリサーチにも、チームでの共同作業にも非常に役立ちます。


つまりどういうこと?

Perplexity Spacesを使えば、社内で保管しているエクセルやワード、パワーポイントなどの資料とWeb上の情報を同時に検索し活用することが可能です。


例えば、顧客向けの提案書を作成する際、社内の過去の提案資料(エクセルやワードなど)と最新の市場動向をWebから同時に検索することができます。これにより、内部資料と外部情報を組み合わせた充実した提案書を短時間で作成することが可能になります。こうした情報の統合により、プロジェクトのために必要なデータやナレッジを効率的に取得できます。


Perplexity Spacesの使用方法

ステップ1: スペースを作成する

まず、Perplexityの左メニューからSpacesをクリックし、「Create a Space」ボタンを押します。

スペースの新規作成
スペースの新規作成

次に、スペースのタイトル説明(オプション)を入力し、必要に応じてAIモデルを選択します。

Perplexity Proユーザーの場合、AIに特定のペルソナや指示を与えることができます。たとえば、ビジネス向けのペルソナにし、フォーマルな口調で回答させることも可能です。

今回は何も指定せずに行いました。

スペースの新規作成
スペースの新規作成


これでスペースが作成されました。

スペース作成完了
スペース作成完了

2. スレッドの開始と管理

スレッドの開始方法

スペースを開いたら、入力欄に質問を入力します。質問を送信すると、そのスレッドはスペースに保存され、後から見直したり、質問を追加することができます。


検索オプションの選択

質問を送信する前に、以下のオプションから選択できます:

  • ソース選択: ウェブ、アップロードしたファイル、またはその両方から回答を得る。

  • ファイルの添付: 一時的なファイルを添付して使用可能。

  • Pro Searchトグル: より深いインサイトを得るためのPro Search機能を使用。

ソースの選択
ソースの選択

3. ファイルのアップロード方法(Perplexity Proユーザー向け)

ステップ1: ファイルのアップロード

スペースの右側に表示される**「Sources」ボックスから「+ Add Files」**をクリックし、新しいファイルをアップロードします。Perplexity Proユーザーは、1つのスペースに最大50個のファイルをアップロードできます。

ファイルのアップロード
ファイルのアップロード

ステップ2: ファイル検索

アップロードしたファイルは、ウェブ検索と組み合わせて使用でき、プロジェクトに関連する情報をより効率的に探し出すことができます。


5. 共同作業の方法

他の人をスペースに招待する

スペースを共有したい場合は、右上の**「+ Invite」**ボタンをクリックして、コラボレーターとして招待する人のメールアドレスを入力します。

  • Perplexity Proユーザーは最大10人までコラボレーターを招待可能。

  • Enterprise Proユーザーは無制限にコラボレーターを招待できます。


共同作業での役割

共同作業者は、新しいスレッドを作成したり、既存のスレッドにフォローアップ質問を追加したりできます。招待された人はスペースにアップロードされたファイルにもアクセス可能です。


実際にPerplexity Spacesを使ってみた

Perplexity Spacesを実際に使用し、健康診断のお知らせに関する質問をしてみました。ここでは、具体的な操作とその結果について紹介します。


1. 健康診断のお知らせのPDFをアップロード

まず、総務部が従業員宛に送付した「今年の健康診断のお知らせ」というPDFファイルをSpacesにアップロードしました。このファイルには、健康診断の日時や場所、検査項目の詳細が記載されています。

健康診断のお知らせ
健康診断のお知らせ

2. 質問をしてみる

次に、アップロードしたPDFを元に質問をしました。「健康診断はいつだっけ?血液検査の詳細(具体的な検査内容)は?」と入力し、Perplexityに質問しました。

質問文
質問文

3. 回答

アップロードした健康診断のお知らせには具体的な日時が記載されてあったのにも関わらず、なぜか答えてくれませんでした。

血液検査の詳細は、Webから情報を取得して回答してくれました。


Perplexityからの回答は次の通りでした。

健康診断の日程や血液検査の詳細については、具体的な情報が必要です。一般的に、健康診断の血液検査には以下のような項目が含まれることがあります:
血球計算(CBC): 赤血球、白血球、血小板の数を測定します。
肝機能検査: AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPなどを測定し、肝臓の状態を確認します。
腎機能検査: クレアチニンや尿素窒素(BUN)を測定し、腎臓の機能を評価します。
脂質プロファイル: 総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪を測定します。
血糖値: 空腹時血糖やHbA1cを測定し、糖尿病のリスクを評価します。
具体的な検査内容は、受診する医療機関や個人の健康状態によって異なるため、詳細は直接医療機関に確認することをお勧めします。
回答内容
回答内容

なぜ回答がうまくいかないかは分かりませんでした・・・。

単純にまだ精度が良くないから拾いきれていないのかな。


よくある質問 (FAQ)

1. Q: Perplexity Spacesにアップロードできるファイルの種類やサイズ制限はありますか?

A: はい、Perplexity Spacesにアップロードできるファイル形式は、Excel(XLSX)、PowerPoint(PPTX)、Word(DOCX)、PDF、CSVです。ファイルサイズの上限は1ファイルあたり25MBとなっています。ただし、PNGやJPEGの画像ファイルはアップロードできませんが、クエリに直接添付することが可能です。


2. Q: アップロードしたファイルに基づいて質問する際、ファイル内の全ての情報を正確に使って回答してくれますか?

A: Perplexity Spacesは、アップロードされたファイルとウェブからの情報を組み合わせて回答を生成しますが、ファイル内の情報が必ずしも正確に反映されない場合があります。例えば、PDFに具体的な情報が含まれていても、質問の内容や検索アルゴリズムによってはその情報が反映されないことがあるため、適切に質問内容を調整することが推奨されます。


3. Q: 無料プランでも他の人がアップロードしたファイルにアクセスできますか?

A: はい、無料プランのユーザーでも、他の人がスペースにアップロードしたファイルにアクセスし、それを検索結果に反映させることができます。ただし、ファイルのアップロードやPro検索などの高度な機能は、ProプランまたはEnterprise Proプランのユーザー限定です。


4. Q: 無料プランではファイルのアップロードはできますか?

A: 無料プランではファイルのアップロードはできません。ファイルアップロード機能はPerplexity ProまたはEnterprise Proユーザー向けの機能です。無料プランのユーザーでもSpacesの作成やスレッドの管理は可能ですが、ファイルアップロード機能は含まれていません。


本記事は、Perplexity Spacesに関する公式ドキュメントを参考に執筆しています。

詳しくはこちらをご覧ください。


まとめ

Perplexity Spacesのように、社内やプロジェクトの情報を効率的に管理するツールは、業務をスムーズに進めるために非常に有効です。しかし、社内の問い合わせ対応に時間を取られてしまうという悩みを抱えている企業も少なくありません。


そこで、AIboxをご紹介します。

AIboxは、バックオフィスの業務を効率化するために開発されたツールで、社内の問い合わせ対応を自動化します。膨大な社内データを活用して、FAQや過去の問い合わせ情報を基に正確な回答を瞬時に提供できるため、担当者の負担を大幅に軽減。業務効率が飛躍的に向上し、より本来の業務に集中することが可能になります。


RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を活用し、Perplexity Spaces同様に社内の独自情報を利用しながら、正確な回答を自動生成。導入後は、徹底したサポートで安心して運用いただけます。AIboxで、より効率的な業務環境を構築してみませんか?


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